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執筆者の写真umihoshilab

干潟セミナー&調査報告

2024年4月24日(水)の干潟セミナー、その後~27日(土)までの専門家調査に参加しました。

主婦の私には、とても刺激的な日々でした。


 

「プロに学ぼう!干潟セミナー」


干潟セミナーでは、とても個性的で魅力的な研究者の方々のお話を、地域の皆さんに直接聞いてもらえるセミナーが開催できました。講師の皆さん、本当にありがとうございました。


西条市という小さな町で、平日の夜にしては、あり得ないくらいたくさんの人数が来てくださいました(約50名)


皆さん、仕事や生活を調整して来てくださったんだと思います。興味を持ってくれた市民の方々、いつもお世話になっている生き物好きの皆さん、水産や環境のお仕事をされている関係者の皆さん、近隣や県内の学生さん、学校の先生方も来てくださいました。

本当にありがとうございました。




🦀 スペシャルサンクス 🐚

藤田カブちゃん(東予郷土館)

山本さん(西条自然学校)


📸写真提供📰

伊藤さん(愛媛新聞社)


 

干潟調査

その後は専門家による干潟調査です。

中四国の大学の専門家の皆さんも、加茂川の干潟に集結しました。


天候にも恵まれた3日間の調査。普段は誰もいない加茂川の干潟に、こんなにたくさんの研究者が……!(興奮!)


調査に参加させてもらう中で、

・普通種の重要さ

・変化の捉え方

・干潟生物の分類群の幅広さ

・「仕事」で研究をするということ


について、改めて考えさせられました。


干潟の生き物は、とくに『お宝探し感』が強い分野だなぁと感じました。研究のどの部分に、面白さを感じるかはそれぞれですね。競うように生き物を探している姿も、楽しそうでした。


以前から、何度か探していたけど出会えなかった「ヒメベンケイガニ」が見れたのは嬉しかったです🦀でも、ちゃんとスケッチもできてないし、手元にもないので、また自分でちゃんと採集して確認したい!


セミナーに来てくれた皆さんに声かけたら、一緒に探すの手伝ってくれるかな?

私は採るのヘタクソなんで、自分で採れる気がしないです。


しかし干潟界隈には


「自分は、レア物が採れます!」


と言えちゃう人もいるんですね。衝撃でした。


「彼についていったらレア物が採れるとこ見れるよ」と言われたので、同行させてもらったのですが、なにを見てるかって、やはり「環境」ですよね。


「ここは〇〇がいそう」


というのは、底質や植生や、流れや、他の生き物……、すべて合わせた「環境」を見ているのかなと思いました。


風を読んでるみたいにして


「こっちに呼ばれる」


とか言ってるのは、さすがに私には意味不明な領域すぎて面白かったです。


私も「ヘタクソだから」とあきらめずに、自分でもがんばって探してみようかな。

「名字が珍しいから、珍しいものが採れる」という冗談も言われていましたが、私の今の名字だってたいがい珍しいので、素質はあるんじゃないのか?笑


とにかく、全国色々な干潟を見ている、という経験からくる自信もあるんでしょうね。そういえば、彼にはその昔、「ダイビングで足がつらない方法」を聞いたら「つらないと思えば、つらない」と言われたような気がするので、「レアを採れると思えば、採れる!」を体現しているのかもしれないと思いました。



ソーティングや標本作りも少しだけお手伝いさせてもらうことができました。


ヒガタマンになって分析をしているWIJ研究員の青木さん。


ヒガタマンの中の人(金谷さん)は、「誰でもヒガタマンになれる!」と言われていましたね。私もかぶってみたい🦀

 



今後のこと


今回、私の恩師と繋がりの深い研究者の方もいらっしゃっていて、その場でツーショット写真を撮って恩師に送りました。


するとすぐ返事があって……




「あなたの論文の話はしましたか?」


ほんで、かわいいスタンプが返ってきました(かわいい!)


先生に使ってもらいたいから、先生の専門の生き物のLINEスタンプを作ろっかな!


でも、「そんな時間あるなら、論文に向き合え」と言われそうです。


……というか、私なんてとっくに卒業してるし、研究者って訳じゃないのに、いまだに研究指導をしてくれる先生がいるなんて、贅沢でありがたいことなんだと改めて思いました。指導料や協力料なんて払ってないし、お歳暮送ったら「子どもの為にお金使いなさい」って怒られる(笑)


テクニカルなことを、私のような立場のものにもオープンにしてくださる方々には、とても感謝しています。

でも、それを当たり前だと思ってはだめですね。干潟のベントスに関しては、ほぼ独学なので、たくさん勉強したかったんですが、なんかうまくいかないこともあってとても難しかったし、たくさんの反省もありました。


うまくできなかったことは素直に受け止めて、それでもコツコツと自分にできるチャレンジを続けていくしかない。


「楽しくないと、続かない」

「余計な経験なんて、ひとつもない」


今回出会った研究者の方に言われ、とても励まされました。

いて座らしく(突然の星占い)自由で無謀なスタイルで、これからも自分にできることを続けていこうと思います。


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