今年度も引き続き、石鎚山スターナイトツアー(主催:石鎚登山ロープウェイ株式会社)のガイドを担当させてもらっています。
西条市の駅周辺から、車で40分ほど山道を行くと、石鎚登山ロープウェイ「下谷(しもだに)駅」に到着です。
そこから、7分30秒の空の旅(ロープウェイのアナウンス覚えた笑)一気に標高1300mまで登ります。
「高~~~い」
「楽しい♪」
そしてなにより……「涼しい!!」
市街地は30℃以上の日でも、ロープウェイを登れば20~25℃!(夕方の気温です)
自然の涼しさを満喫できます。
石鎚登山ロープウェイ「成就(じょうじゅ)駅」から、スターナイトツアーの会場までは徒歩5分。
ほとんど山道を歩くことなく、標高1300m地点までやってこれます。
お客さんが登ってくるまでの準備の時間は広い空の夕焼けがとてもきれいで、私にとってはご褒美のような時間です。
広くて、静かで、涼しくて気持ちいい。
雲がある時は、ツアーの準備でバタバタしますが、今年の夏休みは昼過ぎまで雲がかかっていても夕方から晴れることが多いような気がします。
それでも、山の天気は変わりやすいので油断は禁物です。
暗くなるまで、スライドを使って星のお話をします。
今年は天の川がよく見えています☆
2024年の推し星座は、やはり「かんむり座」!
再帰新星の爆発に備えて、スライドと実際の空で必ず紹介するようにしています。
終わった後に、「楽しかったです~」「とっても良かった」「また来ます」と声をかけていただけることがあります。ありがとうございます。
先日、博物館で一緒に勤務していたことのある方が、ご家族で来てくれて「今年も来たよー!」「非日常感に癒された」と言ってくださいました。
「非日常感」という言葉に、ハッとしました。
ロープウェイのスタッフの皆さんはとても熱心で、いつも「お客さんの非日常体験」のために準備や接客をしているんだなぁと感じられます。標高1300mまで、登山の装備も持たずに来られるのは、ロープウェイがあるからこそですよね。このような場で星のガイドをさせてもらえることに、感謝です。
星のガイドも4年目になり、少し慣れてきたかな?と思えることもありますが、お客さんにとっては「非日常の1回」を提供しているということを忘れずに、1回1回を大切に続けていきたいと思っています。
時々お客さんから「3回目です」「やっと晴れました!」と言ってもらえることもあります。
星空には、地域性は(あまり)なく、上を向けばどこででも見られます。
それでも、ロープウェイに乗って石鎚山で見た星空は「特別だったなぁ」「また来たい」と思ってもらえるような星空案内を目指したい。なので、「また来ました」と言ってもらえるのは、なにより嬉しいことです。
・8/10(土)
スピカ食が見れました。
スピカの潜入時間(西条市で20:16頃)に合わせて、早めにライトダウンをしました。スピカが見えなくなる瞬間を、80名ほどの参加者の皆さんと一緒に見れて、楽しかったです。
ボランティア参加してくれた西条高校の内田さん、弓山さん、西条自然学校の内田さん、お客さんからの質問に備えてしっかり準備してくれました。ありがとうございました。
・8/11(日)
夏休み本番!100名以上の参加者の皆さんと、上弦間近の月を観察しました。
湿度も気温も低く、始まる前から気温が20℃ほどで、肌寒かったです。
ボランティア参加してくれた西条高校の小丸さんと上田さんは、子どもたちへの対応も優しく、望遠鏡も上手に操作してくれました。ありがとうございました。
8/10、11とも、ペルセウス座流星群の流れ星が、30分の観察のうち5個くらい流れました☆彡
おまけ
・8/12~13
ペルセウス座流星群の極大日!
スターナイトツアーは、上弦近い月があるのでお休みだったこともあり、家族でキャンプをしました。スターナイトツアーの会場となっているピクニック園地では、テントを持って行ってキャンプをすることもできるんです。遊具もあるし、子ども達も飽きずに過ごせます。
家族ではじめてのキャンプだったのですが、とっっても楽しかったです!
ロープウェイのスタッフの皆さんにたくさん助けられながら(キャンプ素人に色々教えていただきありがとうございました)、無事キャンプデビューができました。
テントの横に望遠鏡を出して、惑星(土、木、火星)の観察もしました。私はほとんど眠れず、明け方まで流れ星を数えて過ごしました。娘の自由研究の手伝いもあったのですが、
とにかく寒くて寝れなかった🥶
この暑い夏に、信じられないですよね。
標高1300mの涼しさは、ハンパないです。
石鎚山スターナイトツアーは、夏休み後半(2024年 8/24、8/25、8/30、8/31)にも実施します。機会があればぜひ、ご参加ください~☆
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